SHDグループ、管理部です。
ISO(品質、環境)マネジメントシステムについてのヒント(私たちの気付き)をシリーズでお伝えしています。
当グループでは、2016年1月からISO9001(品質マネジメントシステムの国際規格)は2015年度版で運用しています。
同版では、トップマネジメントは①「意図したアウトプットを生み出す」仕組みを作るとともに、②組織として品質マネジメントシステムが意図した結果を達成できると確信を与えるために取り組む必要がある「リスク及び機会」を決定しなければならない、としています。
今回は、当グループが取り組んでいる「①意図したアウトプットを生み出す仕組み」について述べてみます。
(「②リスク及び機会」については次回)
当グループにおける「意図したアウトプット」とは何かといえば、「顧客満足度の向上」です。
そしてそれを生み出す仕組みは、実は当グループのマネジメントシステムそのもののことです。
このマネジメントシステムは、お客様からの注文や要求事項をインプットとして、お客様にご満足頂くサービスをアウトプットとするPDCAのサイクルを廻して運用します。
このシステムは、「三恵マニュアル」で、「MS401経営の仕掛け」として明確にしています。
PDCAのサイクルが回っていることを確実にする仕組みは、3つの表(社内の資料番号KS-109)に落とし込まれています。
表1は、「マネジメントシステム行事カレンダー」です。これにより、月ごとの行事執行を確実にします。表2は、「マネジメントシステムの有効性・継続的改善の評価のための監視・測定項目とその実施状況」です。これにより各項目の監視・測定を確実なものとします。表3は、品質目標に対するパフォーマンスです。パフォーマンスには、「結果」に関する項目と、結果に至る「プロセス」に関する項目が混在しています。
これら3つの表の実績を、トップも参加する月一のマネジメントシステム会議でレビューし、必要な対応をとります。
当グループにおける「意図したアウトプットを生み出す仕組み」は、3つの表に凝縮されていると言っていいかもしれません。