国際規格ISO22301事業継続マネジメントシステムの認証を取得しました。
万一の災害発生時の早期復旧策と、事業継続のための経営の安定策を明確にし、もってステークホルダーの負託に応えます。
ISO22301の正式名称は、「セキュリティ及びレジリエンス-事業継続マネジメントシステム」です。
名称の通り、リスクに備え、回復力のある体制で万一の時にも事業の早期再開を果たすためのマネジメントシステムです。
ISOの認証では、「中断による影響の大きい事業の特定・リスクの分析・その事業の継続戦略と具体策の策定」を求められます。
当グループでは、この手順に沿って作業を進め、事業継続目標*を設定し、その達成状況の監視をスタートしました。
この規格は、事業の早期再開を眼目としています。すなわち、自然災害などの一時的中断へ対応です。
しかし、中小企業である当グループは、一時中断ではなく「永久の事業中断(倒産)」が起きないように注意して事業運営をしています。
このISOの認証を受けようとした目的は、このISOの手順を「永久の事業中断」が起きないための手段としても活用しようとするためでした。
このため、当グループでは事業継続目標に自然災害などへの対応のほか、安定経営のための目標を設定しました。
*余談
ISO22301 の和訳版が「一般財団法人 日本規格協会」からだされています。
この和訳では、「Bussiness continuity objectives 」を「事業継続目的」としています。
ISO9001の場合、同協会の和訳版(JIS9001)では、「Quolity objectives」を「品質目標」としています。
当グループでは、「objectives」の和訳をISO22301もISO9001に合わせて「目標」とすることにしました。